固充郎・狭充郎グラウト注入材
(グラウトシステム工法)固充郎・狭充郎
土木工事の多様なニーズに応え、特殊グラウトが登場
固充郎・狭充郎は、流動性及び充填性に優れ、空隙状態に関わらず均一に充填することのできる2種類のグラウト材料です。
寒中期の初期強度の立ち上がりが早い製品は、急速施工に適しています。
※マイナス5℃~5℃の気温でも強度発現する材料です。
固充郎・狭充郎の特徴
強度
極寒期(マイナス5℃~5℃)のグラウト充填工事において(急速施工用)
流動性
模擬型枠を用いた充填確認試験を実施しました。(版空隙t=5mm)
• 空隙部に素早く且つ空気溜まりを発生させることなく充填できることを確認
• 充填箇所から4.5mの範囲までグラウト材が充填されることを確認
また空港エプロン部におけるコンクリート舗装のクラック(水平)充填試験においても、0.2mmの空隙を充填できることが実証されています。
接着性
コンクリート版(150x75x530)mm2枚の間に1mmの隙間を設け注入したところ、グラウト材を注入したコンクリート版は、注入しない供試体に比べ2.6倍の曲げ強度が得られました。
注意事項
使用上の注意
- 混練り水には、水道水あるいはこれに準ずる水を使用してください。
- 練り混ぜ完成後は速やかに充填作業を行なってください。
- 保管に際して、高温多湿な場所を避けて冷暗所に保管してください。
- 開封した材料は使いきるようにしてください。
- 製品は強アルカリ性ですので、粘膜に炎症を起こしたり、目、鼻、皮膚を刺激することがあります。作業時には、保護手袋、防塵眼鏡、保護マスク等を必ず着用してください。
安全上の注意
- 取り扱い中はできるだけ皮膚に触れないようにし、必要に応じて保護具を着用して下さい。
- 皮膚に付着した場合は清浄な水で十分に洗い流して下さい。
- 目に入った場合は、直ちに清浄な水で最低15分間、目を清浄した後、直ちに眼科医の手当を受けて下さい。
- 粉塵等を吸い込んで気分が悪くなった場合は、空気の清浄な場所で安静にし、必要に応じて医師の診療を受けて下さい。
- 飲み込んだ場合は清浄な水で口の中をよく洗浄し、直ちに医師の手当を受けて下さい。
- 取り扱い後は手洗い及びうがいを十分行って下さい。
- 飛散した材料は、掃除機で吸い取って回収して下さい。
- 子供の手の届かない所に保管してください。
輸送・保管・廃棄上の注意
- 輸送の際は、紙袋の破れ、落下がないように荷崩れ防止等に配慮して下さい。
- 輸送の際は、降雨等の水ぬれに配慮して下さい。
- 製品の保管は、湿気の少ない場所にパレットなどを敷き、床面より離して下さい。
- 開封した材料は早めに使い切って下さい。
- 製造日より、3ヶ月以内に使用して下さい。
- 廃棄する際は、産業廃棄物として適切な処理をして下さい。
仕様用途
商品名称 | 種類 | 使用条件 | 荷姿 | 用途 |
---|---|---|---|---|
固充郎 | 標準タイプ | 35℃~10℃ | 25kg袋入り | 構造物の外回り・下部の裏込充填、空隙充填用 |
冬タイプ | 10℃~5℃ | |||
極寒タイプ | 5℃~マイナス5℃ | |||
狭充郎 | 標準タイプ | 35℃~10℃ | 構造物・Pac版の目地充填用 | |
冬タイプ | 10℃~5℃ | |||
極寒タイプ | 5℃~マイナス5℃ | |||
狭充郎タイプⅡ | 標準タイプ | 35℃~10℃ | 既設建造物のコンクリート等ひび割れ補修充填用 | |
冬タイプ | 10℃~5℃ | |||
極寒タイプ | 5℃~マイナス5℃ | |||
間充郎 | 標準タイプ | 35℃~10℃ | コンクリート構造物の外周間詰め用 | |
冬タイプ | 10℃~5℃ | |||
極寒タイプ | 5℃~マイナス5℃ |