道路用PRC版プレキャスト舗装

NETIS登録番号 (旧)CB-020006-V

  • 国道1号京都東山トンネル

  • 新東名高速道路

  • 日本海沿岸道路

  • 西尾張中央道

急速施工が可能で維持管理がしやすいコンクリート舗装版

道路用PRC版は、既に空港・港湾等の重荷重用の舗装版として実績のある高強度PRC版を道路用に改良して開発された舗装版です。舗装設計手法として疲労度設計法を用い、形状寸法を規格化することにより、経済性に優れた舗装版となっています。

用途

コッター式継手によるプレストレス導入効果とホゾの設置により、平面一体化構造として考えることができるため、軟弱地盤箇所,段差が生じやすい箇所,湧水箇所などに適しています。

  • 高速道路、重交通路線、交差点、トンネル、アンダーパス、SA・PA駐車マス、 等
急速施工・耐久性が求められる高速道路本線
限られた時間内での急速施工(トンネル内)
高速道路PA内大型駐車マスでのわだち対策
夜間車線規制での施工状況(重交通路線)
特徴
  • 高強度コンクリート(設計基準強度60 N/mm2)を使用
  • ラチストラス鉄筋を採用 : 変形性能向上及び薄肉・軽量化を実現
  • コッター式継手による版連結 : 平面一体化舗装構造、部分的な取替えが容易
  • 急速施工が可能
道路用PRC版
コッター式継手による版連結イメージ
ラチストラス鉄筋/目地部ホゾ

段差抑制対策としての施工例

施工箇所の下には、国道を横断するボックスカルバートが存在し、沈下しないボックスカルバート部分とその前後の沈下部分で段差が生じ、車両通行上危険な状態でした。
長年にわたり舗装で摺付けする等の対応がなされていましたが、圧密沈下による横断ボックスカルバートへの悪影響を懸念し、抜本的な補修方法として軽量盛土工と組み合わせた道路用PRC版が採用されました。

災害対策としての道路用PRC版の活用についてはこちら